忙しい毎日を送っていると自炊の時間が取れないこともしばしば。そんなときには手軽に購入できる「コンビニ食」をうまく活用しましょう。本記事では、コンビニで買える栄養価の高い食べ物を栄養素が厳選!おすすめのコンビニ食を8つご紹介します。コンビニ食選びのポイントも解説するのでぜひ参考にしてくださいね。
コンビニ食で大切なのは「なに」を選ぶのか
忙しい毎日を送っていると、自炊をする時間を確保できないことも多いですよね。「面倒だし、今日はカップラーメンでいいか……」なんて日もあるはず。そんなときの強い味方が「コンビニ食」です。
コンビニ食材の最大のメリットは、やはり調理や片付けの手間がかからずサッと食事を用意できること。必要な分だけ少量ずつでも購入できる、夜間や早朝にも購入できることなども魅力でしょう。一方で、食べ方によっては栄養不足やカロリー過多につながるといったデメリットもあります。
コンビニ食ときくとなんとなく“不健康そう”や“太りそう”といったネガティブなイメージが浮かびますが、大切なのは「なに」を選ぶのか。食材選びさえ工夫すればしっかりコンビニ食でもしっかり栄養を摂取できます。商品パッケージを見ると添加物やカロリー、栄養成分などが細かく記載されているので購入時は必ずチェックしましょう。
栄養士がおすすめ!コンビニで買える、栄養価の高い食べ物8選
では、コンビニ食で栄養をとるにはなにを選べばよいのでしょうか。今回は、栄養士が「栄養価の高いコンビニ食」を8つセレクトしました。ぜひ、コンビニへ行ったときに選んでみてくださいね。
エネルギーになる「主食(炭水化物)」
「炭水化物(糖質)」は、人間の体を動かすために使われる栄養素です。エネルギー源や脂質の代謝を助けるために使われ、不足すると思考力や集中力の低下、メンタル不調、疲労感の高まりなどが見られます。次のコンビニ食でしっかり補給していきましょう。
たんぱく質や脂質をとるための「おかず」
細胞膜や内臓の構成などに使われる「脂質」や、筋肉や皮膚の構成、免疫細胞の分泌などを促す「タンパク質(たんぱく質)」も毎日摂取したい栄養素です。脂質の不足はホルモンバランスの乱れ、皮膚や髪のトラブルを、タンパク質(たんぱく質)の不足は筋力や代謝、集中力の低下などを引き起こします。一方で、摂りすぎると肥満や生活習慣病、内臓負担の増加などを引き起こすことも。おかずを選ぶときは、タンパク質(たんぱく質)や脂質の含有量をチェックしつつ、カロリーや塩分量も気にするようにしましょう。
少量でも満足できる「間食」
「小腹が空いたけどスナックはカロリーが気になる」「運動後にサッとエネルギー補給したい」というときは、少量でも満足できて栄養価の高いコンビニ食を選びましょう。
コンビニで栄養価の高い食べ物を選ぶときのポイント
コンビニ食を選ぶときに大切にしてほしいのが、日常生活で不足しがちな「野菜」と「タンパク質(たんぱく質)」を多く含む食材を選ぶこと。野菜に含まれるビタミンが不足してしまうと便秘や肌荒れ、貧血、イライラ感など心身の不調につながるため、サラダや野菜スープなどを活用しながら毎日しっかり摂取していきましょう。あわせて、カロリーや塩分量、含まれている添加物、原材料などをチェックする習慣も身につけてくださいね。
さらに栄養価を高めたいなら「コンビニ食+α」で野菜を足そう
ご紹介したように、コンビニ食も選び方次第で糖質やタンパク質(たんぱく質)、脂質などの栄養素を摂取できます。とはいえ、コンビニ食だけでは野菜不足になってしまうことも多いものです。そんなときは、コンビニ食に「飲む粉野菜」をプラスしてみましょう。野菜を独自技術で空気粉砕し、1つのカプセルに凝縮しているので飲むだけで栄養素をまるごと摂取可能。農薬不使用で安全性が高いことも魅力です。「コンビニ食+飲む粉野菜」のかけ合わせで、忙しい毎日でも栄養価の高い食生活を叶えましょう。
一般社団法人日本栄養コンシェルジュ協会
岩崎真宏
医学博士、管理栄養士、臨床検査技師。病院で管理栄養士として働き、食事を変えると治療薬の効果が上がることなど実証。その後、医学的根拠のある栄養学を多くのひとが実践できるようにするため、北京五輪メダリストの朝原宣治をはじめ、医師、医療従事者、医学研究者らとともに一般社団法人日本栄養コンシェルジュ協会を設立し代表理事に就任。栄養学からみた野菜の健康価値と野菜不足の社会課題のギャップ、廃棄野菜などの農業課題を解決するため、ヘルスケアと農業の循環型事業に取り組むベジタブルテック株式会社を創業。横浜DeNAベイスターズ 栄養アドバイザーとしてチームサポート。一般社団法人 煎茶道黄檗売茶流 教授 茶名「影仙」拝命。近著『野菜は最強のインベストメントである』(フローラル出版)。